社会保険に関する一般常識



 今回、老人保健法から改正された高齢者医療確保法に関する出題です。
 全て基本的事項ですので、全問正答可能な問題でした。仮にAの肢「特定健康診査」とCの肢
 「特定保健指導」を逆に書いたとしても3問は正答可能ですので、救済の入る見込みは薄いと
 思われます。
 


 社一については、すべての問題が法律系でした。労一で点がとれない場合でも、択一では社一
 で足切を免れることができますので、法律系は落とせないところです。



 【問8】 児童手当法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 
A 偽りその他不正の手段により児童手当の支給を受けた者(公務員でないものとする。)がある
   場合、市町村長は、受給額に相当する金額の全部又は一部をその者から徴収することができ
   る。

 B 児童手当法の目的は、児童を養育している者に児童手当を支給することにより、家庭における
   生活の安定に寄与するとともに、次代の社会をになう児童の健全な育成及び資質の向上に資
   することとされている。

 C 児童手当の支給を受けている者につき、児童手当の額が増額することとなるに至った場合に
   おける児童手当の額の改定は、原則としてその者がその改定後の額につき認定の請求をした
   日の属する月の翌月から行われる。

 D 厚生年金保険法の規定により厚生年金保険料を負担するとされた事業主から、児童手当法の
   規定による拠出金その他同法の規定による徴収金を徴収する場合は、厚生年金保険の保険
   料その他の徴収金の例により行われる。

 E 受給資格者(公務員である者を除く。)は、児童手当の支給を受けようとするときは、その受給
   資格及び児童手当の額について厚生労働大臣の認定を受けなければならない。


 【解答】
 E
 社一は、問8以外、少々毛色の違う出題でしたが、本問は基礎的事項を問う出題でしたので、比
 較的容易に解答できたと思います。
 正誤の判定に迷うとすれば、Dではないかと思いますが、Eが明らかに誤りの肢なので、ピンポイ
 ントで解答できたと思います。