労動安全衛生法



 則43条(雇入時の健康診断)、法65条の4(作業時間の制限) からの出題。
 いずれも基本的なところなので、多くの受験生は正解していると思われます。労基と合わせて、
 最低3点、できれば4点取っておいて欲しい。



 【問10】は、安全衛生規則の名称を問うという今までにないパターンの問題だったので、面食らっ
 た受験生も多いと思います。ただし、【問8】【問9】は、基本部分からの出題であったため、3問中
 2問は正解しておいて欲しい。
 


 【問9】 労働安全衛生法の健康の保持増進のための措置、安全衛生改善計画等及び監督等に
      関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 A 都道府県労働局長は、労働安全衛生法第65条の規定により、作業環境の改善により労働者
   の健康を保持する必要があると認めるときは、労働衛生指導医の意見に基づき、作業環境測
   定を実施すべき作業場その他必要な事項を記載した文書により、事業者に対し、作業環境測
   定の実施その他必要な事項を指示することができる。

 B 都道府県労働局長は、労働安全衛生法第66条の規定により、労働者の健康を保持するため
   必要があると認めるときは、労働衛生指導医の意見に基づき、実施すべき健康診断の項目、
   健康診断を受けるべき労働者の範囲その他必要な事項を記載した文書により、事業者に対し、
   臨時の健康診断の実施その他必要な事項を指示することができる。

 C 都道府県労働局長は、労働安全衛生法第66条の8の規定により、労働者の精神的健康を保
   持するため必要があると認めるときは、労働衛生指導医の意見に基づき、面接指導を受ける
   べき労働者の範囲その他必要な事項を記載した文書により、事業者に対し、面接指導の実施
   その他必要な事項を指示することができる。

 D 都道府県労働局長は、労働安全衛生法第78条の8の規定により、事業場の施設その他の
   事項について、労働災害の防止を図るため総合的な改善措置を講ずる必要があると認めると
   きは、安全衛生改善計画作成指示書により、事業者に対し、当該事業場の安全衛生改善計
   画を作成すべきことを指示することができる。

 E 都道府県労働局長は、労働安全衛生法第99条の2の規定により、労働災害が発生した場合
   において、その再発を防止するため必要があると認めるときは、当該労働災害に係る事業者
   に対し、期間を定めて、当該労働災害が発生した事業場の総括安全衛生管理者、安全管理
   者、衛生管理者、統括安全衛生責任者その他労働災害の防止のための業務に従事する者
   に都道府県労働局長の指定する者が行う講習を受けさせるよう指示することができる。


 【解答・解説】

 A ○ (法65条第5項、則42条の3)

 B ○ (法66条第4項、則49条)
   「ここが出る!平成23年度本試験直前対策」ズバリ的中!

 C × (法66条の8)
   このような規定はない。
   「ここが出る!平成23年度本試験直前対策」的中!

 D ○ (法78条第1項、則84条)
   「ここが出る!平成23年度本試験直前対策」ズバリ的中!

 E ○ (法99条の2第1項)