社会保険に関する一般常識



社一選択は、児童手当制度、介護保険制度及び健康保険制度に関する出題でした。しっかり勉強していれば、3問は得点できる問題でした。ただし、2点得点でも救済の入る可能性はあります。


社一択一については、4問が法律系の出題でした。労一で落した部分を社一で補う図式が最近は確立されています。


【問9】

確定給付企業年金法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


事業主(基金を設立して実施する確定給付企業年金を実施する場合にあっては、基金。以下「事業主等」という。)は老齢給付金と脱退一時金の給付を行うが、規約で定めるところにより、これらの給付に加え、障害給付金と遺族給付金の給付を行うことができる。

給付を受ける権利は、その権利を有する者の請求に基づいて、事業主等が裁定する。


年金給付の支給期間及び支払期月は、政令で定める基準に従い規約で定めるところによる。ただし、終身又は5年以上にわたり、毎年1回以上定期的に支給するものでなければならない。


老齢給付金は、年金として支給することとされており、その全部又は一部を一時金として支給することを規約で定めることはできない。


規約において、20年を超える加入期間を老齢給付金の給付を受けるための要件として定めてはならない。

 

 【解答・解説】

正答:D

ピンポイントで誤りの肢と解答できる出題でした。きちんと同法を勉強していれば、問題なく得点できます。他の肢で迷っても、基本的事項を理解しておくことが重要といえます。