隔週で1テーマずつしゃろび会員のあなただけに贈る会員専用の一般非常識!対策。
要チェック! ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒
   
社会保険の一般非常識!の部 −年金関連用語の基礎知識@−

 

今回は、年金関連用語の第1編です。
特に、【 】で囲った部分は選択式、囲っていなくて色文字になってる箇所は択一で問われる可能性があります。
あくまでも周辺知識なので、深入りしないように「なんとなく頭に入れて」おいてください。原則は基本が大事です。

 

●エリサ法(ERISA)
Employee Retirement Income Security Act(従業員退職所得保障法)の頭文字でERISA(エリサ法)と呼ばれています。
1974年にアメリカで制定された企業年金制度を規定する法律で、この制度に加入している従業員の受給権を保護することを最大の目的としています。

 (1)加入員や行政に対する情報開示
 (2)制度への加入資格や受給権付与の最低基準
 (3)年金資産の最低積立基準の設定
 (4)制度の管理・運営者の受託者責任
 (5)制度終了保険
などが規定されています。

確定拠出年金法などと絡めて出題される可能性もあります。

 

●確定給付型年金
加入した期間や給付水準に基づいてあらかじめ給付額が定められている年金制度です。【給付建て制度】ともいいます。
あらかじめ給付額が決まっているため、加入者にとっては老後の生活設計を立てやすい反面、予想を超える少子・高齢化の進行や運用の低迷などで定められた給付に必要な積立水準が不足した場合は、国や企業が追加拠出をする必要がでてきます。

 

●確定拠出型年金
アメリカでは401Kプランと呼ばれており、拠出した掛金とその運用益をもとに将来の年金額が決定される年金制度です。【掛金建て制度】とも呼ばれています。

月々決まった額を確定的に拠出して、貯まった年金原資から将来年金として受け取ります。よって、年金原資がなくなれば、年金もそれで終わりとなりますので、加入者にとっては運用のリスクを負い、給付額が定まらないため老後の生活設計を立てにくいといったデメリットがあります。会社は加入者に対して導入前の説明と運用のフォローアップなどをせねばなりません

反面、転職した場合、転職先に企業型確定拠出年金制度があれば、自分の年金原資を転職先に移管することができます。転職先に制度がない場合でも個人型確定拠出年金制度に移管することができます。このように、通算した年金を受け取ること【(ポータビリティー)】が可能です。

 

⇒一般非常識!対策トップページに戻る