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白書の一般非常識!の部 −厚生労働白書(27)−

今回は、平成23年版厚生労働白書から「時代のニーズに対応した社会保障制度の発展〜日本最初の公的年金制度の創設〜」についての出題です。厚生労働白書は本試験において、選択式で出題されることが多く、みなさんご存知のとおり、1科目あたり5問の出題のうち3点以上得点しなければなりません。選択式は、択一式と違って一連の文章問題ですので、1箇所間違ってしまうと総倒れになることが多く、「流れ」を掴んでおくことが足元をすくわれない一番の対策となります。今回の一般非常識対策に続いて会員専用非常識では、さらに続きをみていきますので、会員の方は必ずチェックしておいてください。

文中の【 】で囲った部分は選択式囲っていなくて色文字になってる箇所は択一で問われる可能性がありますので、よく確認していきましょう。

 

日本における最初の社会保険が【健康保険制度】であるのに対し、年金制度の源流は、軍人や官吏を対象とする【恩給制度】から始まった。1875(明治8)年に「陸軍武官傷痍扶助及ヒ死亡ノ者祭粢並ニ其家族扶助概則」及び「海軍退隠令」、1884(明治17)年に「官吏恩給令」が公布され、1890(明治23)年にはそれぞれ「軍人恩給法」「官吏恩給法」に発展した。

また、教職員や警察官等についても、明治中期から後期にかけて恩給制度が設けられた。これらの【恩給制度】は、【1923(大正12)年】に「恩給法」に統一された。

このほか【現業】に携わる公務員に対しては、明治末期から共済組合制度が次々に創設された。その後、戦時体制下になり、国防上の観点で物資の海上輸送を担う【船員】の確保が急務であったこと等から、【船員】を対象とする「【船員保険制度】」が1939(昭和14)年に創設された。

【船員保険制度】は、政府を保険者、船員法に定める【船員】を被保険者とし、療養の給付、傷病手当金、養老年金、廃疾年金、廃疾手当金、脱退手当金等を給付する制度で、年金保険制度のほか医療保険制度等を兼ねた総合保険制度であった。

【船員保険制度】における養老年金及び廃疾年金は、【社会保険方式】による日本最初の【公的年金制度】となった。

 

ご理解は進みましたでしょうか。
今回は、「時代のニーズに対応した社会保障制度の発展〜日本最初の公的年金制度の創設〜」について、厚生労働白書の重要ポイントを確認しました。会員専用非常識では、さらに引き続いて確認していきます。

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